Trip&Hug

旅のこと、日々のこと。

イグアナと遺跡

妹がメキシコに留学してから、遺跡の写真が何度か送られてきた。

写真からも壮大なのは伺えるが、奥行きや広さは皆無である。

また、同時にイグアナの写真も送られてくる。

こちらもイグアナとわかるものの、いまいち大きさが把握できなかった。

こういった経緯もあって、メキシコに行ったら…「イグアナに会いたいな」と妹にも伝えていた。

そのことを覚えていた妹は、遺跡とイグアナが見られるであろう場所に連れていってくれた。

イスラ・ムヘーレスからカンクン市内に戻り、バスターミナルからトゥルムへ。こちらには、トゥルム遺跡とビーチ、セノーテがあることで有名だ。
私たちがバス乗った時間は、すでに16:00を過ぎていて、遺跡が閉まってしまいそうだった。

行き当たりばったりである。

f:id:triphug:20180424211902j:image

そして、着いた時には閉館時間を超えていた。

「ビーチは空いてるし、イグアナいるかもしれないから行こう!」

遺跡は閉まっていても、目標のイグアナには会える!

遺跡の先の森の中に入っていく。

すれ違う人は皆、浮き輪を持っており、軽装。

水着姿の人もいる。

こんな森の奥に海なんかあるのか?と思うようなところだったが、あったのだ。
大きく看板に、サンタ フェ トゥルム。ん?サンタフェ?不思議に思いながら進んでいくと、海が広がっていた。

f:id:triphug:20180424212000j:image

イスラ・ムヘーレスのバカンスという雰囲気とは違い、ピクニックのようなビーチ模様。

トランプをしているグループもあった。ビーチでトランプ…なかなか素敵な過ごし方である。

f:id:triphug:20180424212245j:image


私たちの目標は、もとより、イグアナ。

妹曰く、岩場にいることが多い、とのこと。

ビーチでトランプしている集団を横目に、人の少ない岩場を目指す。

岩場の近くは海藻が打ちあがっていて、磯の香りがプンプンする。
岩場で目を凝らして、イグアナを探す。なかなか見つけられない。

うまいことカモフラージュしている。

「ほら、あそこ。」

妹が指差す方を見ると…大きなトカゲのような細い、それはいた。

f:id:triphug:20180424212304j:image

 

あれ?思ったより細い。

もっとどっしりしているかと思っていた。

その時近くの岩から大きな音でガサガサ音がする。

でっデカイ。

こ、これがイグアナか。

感動するよりも見入ってしまった。

大きなイグアナに2人で見入っていると「excuse me 」私たちの背後から声がかかり、大きな音を立てて、岩場に隠れてしまった。

あぁイグアナ。儚い。
イグアナを見れたドキドキに心躍らせて、来た道を戻る。

帰り道には色々な動物に会えた。

カラフルな鳥や、大きな穴を作ったカニ

レストランの前にいた七面鳥

七面鳥だけは、メニューを見てると近づいて来て恐怖を感じた。

f:id:triphug:20180424212500j:image


カンクン市内への帰り道は、コレクティーボと呼ばれる乗り合いバスに乗る。

様々な言語の溢れる車内。

夜のカンクン市内に向かった。