Trip&Hug

旅のこと、日々のこと。

今日という日の備忘録

図書館で締め切りが迫っているレポートを仕上げると昨日から決めていたものの、疲れが眠気とともに押し寄せて、結局9時くらいまでベッドの中にいた。

そんな重たい体をなんとかベッドから引き剥がして、朝食を作っていると近所で飼われている猫(通称:ミー)がいつものように入り口に来ている。朝食のサンドイッチを作るのに夢中で気づかなかったが、彼の鳴き声で気づいた。

中に入れると、いつもよりも甘えん坊なミー。ミャーと鳴きながら私の周りをうろうろ。右前脚をなんだか気にしているようだ。しばらく私の周りを歩いた後は、家の中をうろうろ。フラットオーナーさんの部屋の前に立ち止まると、変な動き。いつもとは明らかに違う様子で、オーナーさんを呼びに行き、戻ってくると吐いていた。芝生そのまま出していたので、オーナーさんは"ミー、もう少し噛んだ方がいいよ"と話しかけていた。そんなミーは掃除をしている様子を近くで見ながら、反省しているような表情をしていた。

 

図書館に行く準備をしていると、ミーの飼い主がやってきた。フラットのオーナーさんと話しているようだ。ミーの右前脚は昨日カーペットを力強く引っ掻いたせいで爪が取れ、肉球も傷ついたそうで、痛がっているのだと聞く。かわいそうではあるのだが、時々上げる前脚がなんとも可愛い。

 

それから図書館に向かうためにバスに乗り込んだ、のだが財布を忘れたことに気づく…。

図書館で課題をやる分には何も買わないし、まあいいか、と思ったが、本当は課題を終えたら自分へのご褒美を何か買いたかった。

ため息をつき、自分の情けなさを悔いながらバスを降りて図書館にトボトボ歩く。

 

今日は春節の始まり。街は多くの観光客がおり、図書館はどこの階も春節の飾り付けがなされている。

しばらく机に向かって課題をしていると、下の階からドンドコ、ジャンジャラと音がする。覗くと、楽器を演奏している子どもたちと、さらにその下の階から獅子舞のようなものが上がってくるではないか。春節のイベントが始まったようだ。たくさんの人が下の階を覗き込んで、楽しんでいる。私もその一人だ。

ちょっとしたイベントに嬉しくなり、課題も無事終えることができた。

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この図書館の最上階には、各国の国の言語で書かれた本コーナーがある。日本語の本コーナーに向かい、最近ハマっている原田マハさんの本を探す。今回は”モダン”を借りた。

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その本の近くには、カードキャプターさくらの漫画本も置いてある。なんて懐かしい。今でいうエモい、という気持ちになる。

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本を借りようとパスケースの中を確認すると、1枚のクレジットカードが!

なんてラッキーなんだ!これで課題のご褒美が買える!!!と胸が高まった。

図書館を後にして、向かう先は決まっていた。最近見つけたベトナム料理のテイクアウェイのお店だ。以前、買い物帰りに軽く何か食べたいと思い寄ったこのお店のバインミーに感動したのだった。

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今回は前回とは違う味のバインミー、トラディショナルを購入。

川近くのベンチで、夏終わりの太陽を浴びながら流れていくギースを見て、バインミーを食べる。至福のとき

NZはもう夏の終わりが近づいている。多くの人は、外でご飯を食べたり、本を読んだり、スポーツを楽しんだり、それを見たり、と太陽を逃すまいと必死だ。

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家に帰ってくると、友人からテキストが来ている。

プラムが大量にとれたからお裾分けに来てくれると。

今の時期は、チェリー、アプリコット、ピーチ、プラムと果物の天国である。その中でもチェリーは大好きで頻繁に買っていた。しかし、プラムはこちらに来てから初。プラムといえば学校給食に出ていた果物というイメージ。あまり美味しい、という記憶がなかったのだが、いただいたプラムはとてもおいしかった。甘くて濃くて、何個でも食べられる。

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今日はいろんなことがあった。朝は疲れが残っていた気がしたのに、今日という日が終わるとそんなことも忘れ、スッキリしているそんな日だった。