Trip&Hug

旅のこと、日々のこと。

See you around/Port Hillsの炎

今日で学校での授業は終わり、来週からは実習が始まる。クラスが始まった時には、いつまでも続くようなそんな気がしていたのに時間は早いもの。あっという間に25週間が終わった。

最後ということで、シェアランチパーティーをして、ゲームをして別れを惜しむ。

私たちのクラスよりもあとに入ってきたクラスメイトが花と歌のプレゼントをくれ、グッときた。

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いつもなら、See you next week!と言って別れるのに、今日は違った。Take care, enjoy the classと言って、強くハグをして、またいつか会える時のことを願った。年齢も国籍も違うクラスメイトたち。色々な刺激をもらい、愛おしいなと思える人たちだった。

学校が終わってからは、何人かのクラスメイトとアクティビティと称してカヤックに乗りに行き、その後ピクニックをした。何十年ぶりのカヤック、開始5分で肩と腕が痛かった…終わった頃には上半身の痛みと下半身びしょ濡れといういいお土産をもらった。

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カヤックからの帰り、ピクニックをする公園に向かう途中で丘側から煙が上がっているのが見えた。あれは何だろう?山火事かな?と車中で友人と話していた。公園に到着するとフラットのオーナーさんから”ポートヒルズで山火事”というLINEが入っているのに気づく。ポートヒルズは私の住む家からよく見える。以前、近くのトレッキングコースも歩いたことのある場所だった。

帰ってきて、フラットのオーナーさんに”鎮火しましたか?”と聞くと、まだ燃え続けているとのことだった。自分の部屋から、家の庭からも煙が見え、日が落ちると明るい炎まで見えた。その周りを飛ぶヘリコプターもよく見えた。私の家からこんなに明るい炎が見えるということは現場の火はとても大きいのだろうと予想がつく。オーナーさんは山火事の現場の近くに職場があるそうで、燃え始まった当時の写真を見せてくれた。その写真には、もくもくと広がる灰色の煙が住宅に襲いかかっている様子が映し出されていた。怖い、単純にそう思った。自然を目の前にすると、人間の力は不可抗力だ。

明日の天気は晴れ、気温も高い。どうか、雨が降ってくれるといいのだが…

14時から燃え始めた炎は、22時現在も消えていない。大好きなポートヒルズの自然、景色がこれ以上奪われませんように、そう願いながらこの日記を書いている。