チアパスに到着して初めての朝。風が気持ちのいい朝だった。
朝から、結婚式の準備でドタバタしていた。
飾りつけや日本のお土産をどのように置くか…など。
そんな中でも時間は進み、いよいよ結婚式。
教会に移動して、新郎新婦の入場を待つ。
新郎側のおじいちゃんが私たちにいろいろ説明してくれる。
こちらに伝えようとする気持ちがひしひしと伝わってくる。
入場してきた友人を見て、思わず涙。
キレイだった。
彼女と旦那さんの人生が暖かく、素敵なものになることを感じさせた。
それから式は進んでいくが、所々で神父さんが気を使ってくれ、細かく説明してくれている。
”日本に行ったことがある。”
”式を楽しんでいますか”
などスペイン語でこちらに問いかけてくれる。
とても暖かく、おもてなしをされる素敵な式であった。
その後、場所をホテルに移して、日本で言うところの結婚パーティーへ。
100人以上が出席していたと思う。
バンドも歌も生演奏。
パーティーの中盤から後半にかけては、出席している人たちが自由にダンスフロアで踊る。
妹や友人の家族、友だちもダンスフロアに繰り出す。
それをみていたら、ふと、「Viva la vida」が頭にポッと浮かんだ。
初めて知り合った人も、友人も、踊りあっている。
国も年齢も、性別も関係ない。
生活していると悩んだり、もがいたりすることがたくさんある。
それでも、この光景を見たら、”まあいっか”って思えて、これはまさに…”人生万歳”
メキシコ出身の画家、フリーダ・カーロの絵にも描かれた
「Viva la vida」
同じメキシコで、なんとなくこの意味を深く感じ取れた気がする。